キャットフードには到底人間が食べることができない粗悪な成分が混ぜられていることがあります。
これらをペットに与え続けることは、ペットの健康のためによくありません。
では、一体どういう成分が危険なのか?まとめました。
まずは知ってほしい、日本と他国の基準の違い
2017年現在、日本とアメリカではペットに関する意識が随分違うように感じます。
日本も昔と比べ、少しずつ単なるペットというより家族と考える人が増えましたが基準としては追いついていません。
日本のミールの基準
・人間が食用として食べることができるもの以外の肉。
・内臓、くず肉、骨などの粗悪な肉
・アメリカと比べて基準がゆるい
アメリカのミール基準
・羽毛や鳥の頭部、内臓以外の部分。
・キレイな骨つき・骨なし肉や鶏皮の油分を取りすりつぶしたもの。
・日本より厳しい基準で作られている。
4Dミートって一体何なの?
- 「D」EAD=しんでしまった動物の肉
- 「D」ISEASED=病気だった動物の肉
- 「D」YING=しにかけだった動物の肉
- 「D」ISABLED=障害のあった動物の肉
冒頭に記載した通り、到底食べられる肉ではないことがわかります。
つまり処分に困った肉類をキャットフードにして処理しているということです。
これを見ると大切な家族、大切なペットには与えたくなくなりますね。
ミールの種類一覧
・家禽ミール(特に国産のものは注意)
ミールとは食用鶏肉のくず肉、美味しく食べられる部分以外を細かくすりつぶしたもののことを言います。
先ほど紹介した4Dミートが使われている可能性が高いです。
・ミートミール(特に国産のものは注意)
こちらも4Dミートの可能性が高いです。
家禽、つまり鶏肉以外の肉を細かくしたものということです。
・フィッシュミール
その名の通り、魚を細かくしたものです。
部位不明です。
ミールは全てダメなのか
メーカーによって基準が違うため、一概に全てのミールがダメとは言えません。
しかし、成分表の一番初めにミールの記載がある場合は避けた方が無難です。
海外ではミールの基準が違うため、国産より信用できるかと思います。
国産の安価なキャットフードには4Dミートが使用されている可能性が高いです。
何故ミールが使われるのか
処分に困った肉類なので安く仕入れ、大量にキャットフードを作れることが理由です。
猫好きや動物好きですと、少しでも体に良いものを食べさせたいと思うのは当然ですが、所詮ペットだから食べられたら何でも良いだろう、質より値段という考え方の方もいます。
残念ながら粗悪で安価なキャットフードにも需要があるようです。
ペットショップのみならずスーパー等にも流通しているため、
流通しているものだからと粗悪な肉が使われていることを知らずに安心して購入してしまう人も後を経ちません。
4Dミートの意味や存在を知って以来、ペットフードの現状が残念でなりません。