2016年11月初旬…仕事中の主人が電話をかけてきました。
何事かと思ったら
「ダンボールに入ってる子猫がいる!弱ってるから連れて帰る!」
ええええ!?突然!?動物は一切禁止と言っている主人が!?
私自身は結婚する前から猫と暮らしていたので猫が好きです。
今は寿命を全うして天国に旅立ってしまいましたが。
結婚して子育てが少し落ち着き、子供の成長のためにも良いかと考え主人に度々、
「動物と一緒に暮らしたい」
と提案していたのですが、亡くなってしまったときの悲しみや旅行の際の対処が大変という理由で絶対に飼いません!と主人が自分の意見を曲げることはありませんでした。
そんな主人が一体何故!?
保護したときの様子
連れ帰った子猫は目やにのせいなのか、しっかり目が開かなかったです。
主人曰く、昼休みに散歩に出ていたらダンボールに入ったこの子を発見したとのこと。
近くに親猫の存在なし…とのことで、我が家に。
しかし、どこかの家で生まれた猫には見えない。
一度拾った誰かが世話をできず、ダンボールに入れて放置したのでしょうか?
動物病院は午前診が終わっていた時刻だったため、一先ず温かくして保護。
寒かったのか、小さな声で「みゃあー」と鳴いていた。
力が弱弱しくダンボールから自力で出ることもできない状態でした。
(余談ですが、家に子猫を届けた主人は勤務先へ仕事に戻りました。)
最寄りの動物病院へ…
動物病院へ電話をすると、基本的に予約制度はないのでそのまま連れて行っても問題はないとのことなので、旅行用のバッグに入れて動物病院へ向かいました。
実家暮らしのときは猫を飼っていた…とは言うものの、お世話はほぼ母に任せっきりで私自身が猫を病院に連れて行くことは初めてだったので緊張しました。
健康状態を診てもらい、爪も切ってもらい、ブロードラインをしていただいた。
「はい!少し風邪気味ですが、健康ですよ」
と獣医さんが言うので一安心していたら…
「待って!この脚は何だ?」
んんん!?
家では毛布を被せていたので気付かなかったが、確かによく見るとおかしい。
脚に毛がない。執拗に舐める。
そこで皮膚検査もしてもらうことに。
獣医さんから見せられたものは小さな動く虫でした。
どうやら、猫疥癬という皮膚病のようです。
ネコショウセンコウヒゼンダニが寄生して炎症を引き起こした状態だそう。
人の皮膚に寄生することはないようだが、うつることはあるから痒くなるとのことで。
完治するまでお子さんとの接触と抱っこは禁止と言われてしまいました。
猫疥癬の治療は週に一度の全4回の皮下注射が必要とのことで、これから毎週動物病院に通うことに。
この日の診察代は…
・診察料 ¥800
・ブロードライン ¥1,700
・皮膚検査 ¥800
・皮下注射 ¥1,500
・風邪の内服薬 ¥100
合計\4,900
獣医さんからのアドバイス
・ 生後1ヶ月半で風邪気味であることを考慮してドライフード通称カリカリよりウェットフードの方が良い
・ 暖かく過ごさせる
・ ミルクは猫用のものをおやつ程度に。
・ 疥癬2回目の注射までは抱っこ禁止、触れるときは使い捨て手袋がオススメ。
どうでも良い余談?
ペット禁止!!!と強く主張していた主人が何故、子猫を保護したのか。
それは「何か放っておけなかった。」という単純な理由でした。
主人は性格的にも慈悲深いタイプでもないため、未だに不思議で仕方がないのですが、
人の心が変わるくらい猫には魅力がある!
ということなんだろうなぁと思っております。