実はですね、新しいネコちゃんが我が家にやってきました。
私は多頭飼いをしたことがなかったし、「さて!新しいネコちゃんお迎えしよう!」と思って迎えたわけではなく突発だったので当初は色々不安でした。
が、結果から言うと上の写真のように二匹仲良しになりました。
でも、勿論最初は違ったんです。
迎えたときのこと、工夫したことを書いておこうと思います。
■ 再び、突然の保護。

新入りネコの「ルイ」
この子との出会いも突然でした。
家にいると連日、近所で子猫の鳴き声がするので外へ見に行ってみたら家の入口にこの子がいました。
鳴きながらすり寄ってきましたが、うちには「シエル」がいるので手助けはしないつもりだったのですが…
画像の通り、いくら子猫とはいえ、やせ細った状態だったし、親もいないのでやっぱり保護するしかない!と思い保護へ。
家にあったウェットフードを与えてみたところ、しっかり食べる。
夜だったので次の日に病院へ連れて行くことに。
■ まずは別々の部屋で生活
先住猫のシエルはルイを見てやっぱり威嚇。
逆にルイは全く物怖じもせず辺りをウロウロしているだけ。
新入りちゃんが怖がってなくても、この時点で優先したいのは先住猫ちゃんの気持ち。
何の準備もないので、とりあえず新入りのルイは大きめのダンボールにお水と簡易お手洗いにできるトレイ+ペットシートを用意して玄関で過ごさせることに。
先住猫ちゃんはいつも通りリビングで。
病院に連れて行ったところ、疥癬等の長期間治療が必要なものはありませんでしたが、野良猫に多い目の異状が見られたので暫く点眼生活。
獣医さん曰く、数日間何も食べていない状態だったのでしょう、とのこと。
大体生後3ヶ月前後。
見捨てず保護して良かった…たくさん食べてね。
隔離した理由は3つ。
①先住猫のメンタル考慮
威嚇してたし、先住猫ちゃんが体調崩すとよくないので。
②新入りちゃんを怪我させないため。
子猫なので成猫に噛まれたり引っかかれると大怪我に繋がりかねないので。
③伝染病の可能性を考慮
これが一番大事です。
野良のネコちゃんではかかっている子も多いといううつる病気。
保護猫ちゃんが何か持っている可能性もあるので、先住猫ちゃんがいる場合は隔離したほうが安全とのこと。
引っ掻いたり唾液で感染するものもあります。
■ 隔離期間に気をつけていたこと。
①新入りちゃんのお世話をしたら手洗いを徹底する。
②新入りちゃんを抱っこするときはすぐに洗えるタオルやエプロンの上で。
③先住猫ちゃんが食器など新入りちゃんが使っているものを触ったりなめないようにする。
④先住猫ちゃんをよく観察して、普段と違うところがないかチェックする・
排泄物の硬さ、食欲など。
⑤新入りちゃんをよく観察する。
こちらは猫を保護したとき共通ですね。
体調を崩していないか、怪我がないかなどです。
■ 3週間後…その日は突然やってきた…
!!!!!???
あ、新聞紙かなり汚くてすみません…ルイがよくかじってしまって(食べてはいませんでした)
それは置いといて、何この状況。
ちょっと開放して目を話していたら、先住猫ちゃんが簡易ゲージの中に座っているではありませんか…
お互い威嚇もしてません。
正直、何がきっかけかわかりませんが、シエルなりに「大丈夫」と思えたのでしょうね。
ちなみにこの時点で、先住猫ちゃんは定期検診でワクチンを接種していて、なおかつ、新入りちゃんも猫エイズなどの検査(陰性でした)を済ませています。
ただ、子猫なので100%陰性であるとは言い切れない状況です。
うちは色々悩みましたが、1ヶ月近くなりましたし、一緒に生活させることにしました。
■ すっかり仲良し
先住猫ちゃんはこのとき3歳。
メスとオスなこととたまたまお互いの相性がよかったので幸運だっただけですが、すっかり仲良しです。
ルイにとってシエルはママ代わりなのかな、という行動が目立ちます。
シエルも写真のように「うんざり~~」「迷惑~~」って表情はしますが、怒ったりしないので、まんざらでもないのかなと。
近くで寝ていたり、お互いにお尻に匂いを嗅いだりしている姿が目撃できました。
まとめ:急な保護でも何とかなるが、慎重に!
うちは本当「たまたま」相性もよく、お互いになれるまで時間がかかりませんでした。
保護した猫が伝染病を持っていなかったのもたまたまです。
多くの野良猫ちゃんは伝染病を抱えてしまっています。
お家で幸せに暮らしている先住猫ちゃんを守るには、必ず隔離が必要ですしワクチンを打つのも必要です。
保護猫ちゃんもすぐに病院に連れて行って検査したほうが安全です。
お仕事などで「すぐ」が難しければ、保護も難しいと感じました。
あと、お金もかかります。
やはり2匹の方がお世話も大変です。
忙しくなる覚悟、お金もとぶ覚悟、先住猫ちゃんとの相性が悪い可能性、エイズ等大きい伝染病を持っている可能性、色々考えて保護する必要がありますね。
でも…それでも猫が好きで覚悟が決まったなら、助けたいと思ったなら私は動いてほしいと思います。
1匹でも多くの猫さんに不自由なく暮らしてもらいたい。